2009年 08月 14日
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 |
出演: ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット タラジ・P・ヘンソン ジュリア・オーモンド
ジェイソン・フレミング
監督: デビッド・フィンチャー
(「Oricon」データベースより)
80歳で生まれ若返っていく男、ベンジャミン・バトンの人生を通し、恋・結婚・出産・出会いと別れ・希望と挫折など、普遍的な人生の素晴らしさを描いた感動巨編。
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070 ベンジャミン・バトン 数奇な人生
公開当時、予告篇の映像を観てDVD化を待っていました。
老人として生まれて、若返っていくブラピ。
そのくらいの予備知識で。
いい作品でした。
淡々と流れる人生の記録
時間というものの不思議
あるいは まっとうさ
それにしても目を見張ったのは、特殊メイクとCG。
それが大げさでも派手でも目立ち過ぎでもなく
ほんとうのように存在している。
存在も感じさせないほどに。
どうやっているんだろう。。。
すごい。。。
そしてもっとすごいのは、役者の演技力。
若返ってゆくベンジャミンも、当り前に年老いてゆくデイジーも
なんの違和感もなく、ほとんど気付きもしないほど
自然に穏やかにそれぞれの時計を進めている。
体のライン、動く仕草・・・圧巻。
数奇な人生のベンジャミンと、彼を愛するデイジーの
それぞれの時計がちょうどいいタイミングで交差した瞬間。
その美しく狂おしいほどの幸福の日々。
目がくらむほどの美しく幸せなふたりの姿は
ためいきなしでは見られない。
いちばん輝いていて いちばん満ち足りていて
呼吸にさえも愛がこぼれる
永遠というものは ないのだと知る切なさ
特別 奇をてらったものはなにもなく
それでいて ぐんぐん引き込まれるストーリー
あたたかなものに心が満たされながら
悲しく淋しい気持ちもやってくる
そっと あとから
by childrenmammy
| 2009-08-14 23:44
| 映画