2014年 10月 24日
接吻 |
出演: 小池栄子 豊川悦司 仲村トオル 篠田三郎
監督: 万田邦敏
(「キネマ旬報社」データベースより)
『ありがとう』の万田邦敏が監督・脚本を務め、殺人犯とその犯人に惹かれる女、担当弁護士の男女3人が織り成す究極の愛を描いたサスペンス。
孤独な日々を送るOL・京子は、ニュースに映し出された殺人犯・坂口に同じ孤独感を見出し惹かれ始める…。
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033 接吻
悦司の未鑑賞の作品をスカパーの番組表で発見!
録画しておきました。
タイトルから連想する恋愛ものではなく、
むむむ…すごいものを見てしまった!
と困惑と恐怖と、後味の悪いような違和感と
これはなんなんだろうという疑問と。
しばらく、ぼんやりしてしまう作品でした。
とにかく、俳優陣の演技がすごい。
仲村トオルの冷静沈着、真面目でかちかちの弁護士も、
鬼気迫る小池栄子の凄味も、
とてもとてもすごいのだけれど、
ダントツは、悦司。
黙秘を続ける犯人の役ということで、
台詞がほとんどないにも関わらず、
犯人・坂口の気持ちの変化が、怖いくらいに読み取れる。
少しずつ人間性を取り戻してゆくかに見えるいくつかのシーンでは、
心の底からほっとする。
悦司の、あの声を使わずして、成り立つ作品なんて!!!
わなわなわな
ともあれ、愛情と狂気は紙一重…
そんなことを、ふっと想像させる小池栄子の演技。
すごかりし。
(10月22日 鑑賞)
by childrenmammy
| 2014-10-24 23:10
| 映画