2016年 11月 25日
アリスのままで |
出演: ジュリアン・ムーア アレック・ボールドウィン
クリステン・スチュワート ケイト・ボスワース ハンター・パリッシュ
監督: リチャード・グラッツァー ウォッシュ・ウェストモアランド
(「キネマ旬報社」データベースより)
50歳のアリスは、高名な言語学者として敬われ、コロンビア大学の教授として学生たちから人気を集めていた。ところが、物忘れなど異変が続き病院で診察を受けると、若年性アルツハイマー病と宣告される。
ジュリアン・ムーア、2015年度アカデミー賞主演女優賞受賞
042 STILL ALICE ・・・・・・・・・・・・・・
記憶や思い出は、その人だけの宝物で
生きて行く上での心のガソリンのようなもの
心を暖め、優しく寄り添い、生きる糧となる
そう思っていた
ずっと
「私の頭の中の消しゴム」(韓国)を観た時、
記憶がなくなってゆくことの怖さに
愕然となり、怖くて、悲しくて、
そばにいる者の切なさに胸が苦しくなった
あれは、もうずいぶん前のこと
それだけがきっかけではないけれど、
記憶がなくなることに対しての恐怖感が、
常に私の中にはある
ある年齢になってから、人の名前や物の名前が出てこないとか、
二階へ上がって、「あれ、何しに来たんだっけ?」とか、
そういうことは、頻繁に増えて、
会話が「あれ、ほら、あれ…」の連続になったり、
そんな風になっていることを、よく息子からツッコまれていたけれど
年齢相応だと思っていた
でも、直近の記憶が、すっぽりとなかったり、
言われてないことを記憶として作り上げてたりした時は、
さすがにどっきりしましたよ
そんなわけで、身につまされながら
怖い
完全な治療法はなく、進行を遅らせるだけの薬しかないということ
遺伝的要素がある場合、自分だけでなく子供にも遺伝するということ
自分が自分でなくなってゆく
家族の生き方も変わってしまう
想像するしかなかったことを
より鮮明に見せられたのでした
by childrenmammy
| 2016-11-25 23:05
| 映画