2007年 06月 27日
Mr.Children “HOME”TOUR 2007 Last Day |
Photo by Takuya
2007年6月23日 Sat
真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
あの日 あの場所で 感じたこと
心に浮かんでくる思いを そのままに
綴ってみようと思います。
***
「彩り」で始まり 「彩り」で幕が下りたこの日のライヴ。
今の私にとって、とても近くて とても大切な曲。
だいすきで だいすきで 宝物のような曲。
今日だって、さっき家を出るまで、ギターを弾いて歌ってた。。。
そんな超・個人的なしあわせな気持ちを噛みしめる。
そんなはじまりだった。
それからの夢のようなひととき。
私は他のなにものでもなく、真っ白な私自身になって
ただ ただ 見つめ続けた。
すべてを焼き付けようと すべてを心に刻もうと
心だけが剥き出しのまま そこにいた。
まわりじゅう 途方もない数の人々に囲まれていながら
彼の瞳が放つ力は 彼の眼差しは まっすぐに届く。
彼の歌う声が まっすぐに 突き刺さってくる。
心が痛くて 思わず胸を抑える私がいる。
拍手をすることを忘れて 呆然と立っている瞬間が何度もあった。
いつも、コンサートで、私が必ず涙がこみあげてしまう瞬間がある。
それは、スクリーンにメンバー4人が同時に映し出される時。
笑顔で あるいは真摯な表情で 4人が音を奏でている姿。
それを目にすると、堰を切ったように思いがあふれ出してしまう。
4人の奏でる音楽が 愛しくてたまらない。
それを聴くことが出来る奇跡。
私は祈らずにはいられない。
興奮の坩堝のコンサート会場の中で
ひとり ひっそりと祈り続ける。
どうか いつまでもこの歌声がなくなりませんように。。。
永遠なんて無理だとわかってる。
でも 祈らずにはいられない。
どうか いつまでも歌い続けられる世界でありますように。。。
「終わりなき旅」で、涙がこみあげる。
そうして、次に「しるし」のイントロが始まる。
その繋がりに 私はもう 涙を止めることができない。
こらえようとしても しゃくりあげてしまう。
何度も 何度も 聴いたはずなのに
心が揺さぶられて とまらない。
アンコールの1曲目は、「あんまり覚えてないや」。
この大好きな 大好きな歌を こうして目の前で聴くことができるなんて。
やわらかな あたたかな なごやかな雰囲気のステージで
みんなが笑ってる。
手作りの音に囲まれて 楽しそうに歌ってる。
その時、櫻井さんがJEN(今回の問題児♪)にマイクを向けた!
あわてて歌うJEN。
ちょっと外して、苦笑いして。
ララララ ラララ・・・
会場のみんなも歌いながら手を振る
波のように 風のように
ひとつになる
なんてやさしい歌だろう なんてあったかい歌だろう。
「ひびき」をBGMに、おしまいの挨拶。
ステージをぐるりと囲むように造られた道を
メンバーが手を振りながら歩く。
お辞儀をして「ありがとう」「気を付けて帰って」と手を振る。
会場は大きな大きな手拍子。
なんてぴったりな終わりの歌なんだろう。
みんな笑顔で笑って手を振る。
ありがとう ありがとう また会おうね
***
会場を出て、駅へ向かう人々の波。
バスにぎっしり詰め込まれて、駅に向かう人々も。
私は息子と、覚めやらぬ興奮状態のまま
心に浮かぶ事をお互いに語り合いながら歩いた。
涼しい夜の風に吹かれながら、目に入る景色、人々の波。
そのとき思った。
人々が灯りを持って歩いているように見えると。
ぎゅうぎゅう詰めのバスの中さえ、温かな光がまわりを照らしている。
ひとり ひとりが ほんのり灯るキャンドルを
心の中に灯しているように。
それはまるで、ついさっき、
コンサート会場のスクリーンで観た
「もっと」が奏でられたときの映像のよう。。。
まるでデ・ジャ・ブのように。。。
帰りの地下鉄の中でも それは続いていた。
乗り合わせた乗客のだれもが 温かな灯を灯しているように見えた。
笑顔でコンサートの感想を語るカップルも
ひとりイヤホンで音楽に耳を傾けてる少年も。
***
息子と語り合ったこと。
構成が、ものすごく上手く練り上げられていた。
例えば「フェイク」から「Any」に繋がるところ!
すべてはフェイク それすら・・・
そのすべて真実・・・
それはもう、息を飲んでしまう瞬間だった。
「いつでも微笑を」が聴けるなんて!
と、うれしくなって、
手拍子が裏拍子なのに気付いて、「これってジャズ?」って思ったら、
次に「PIANO MAN」が始まって!
ニクイ!ニクイよ~~~! の、ど根性ガエルでした。
そ・し・て・・・
いつか40代以上限定とかで、小さなホールで
お酒を飲みながらのライヴ。。。やってほしいなぁ
なんて思ってしまった。夢のまた夢だね。。。 (笑)
今回のライヴで、心に残ったいちばんは、
「to U」をみんなで歌ったことかもしれない。
櫻井さんに「歌ってくださいね」と言われて、
一瞬、え?う、歌えるかなぁ・・・ ^^; と、躊躇。
でも、音楽が始まったら、まるで魔法みたいに歌が口からこぼれて
みんなの歌声が きれいな音楽を紡ぎ出して
それは、鳥肌が立つような美しさだった。
そうそう、その前に櫻井さんが、
「ゲストが来ています!」と言ったので、みんなざわざわ・・・
(きっとSalyuだと思ったはず!みんな。)
すると、「田原健一!!」と櫻井さんの声。
そしてスクリーンに健ちゃんのUP!
会場は大爆笑。
困り顔の健ちゃん。かわいかったです。
それから、そうそう。
今回の問題児(笑)JEN。
何度もごめんなさい。と心から申しわけなさそうに謝ってくれていました。
もう そんなこといいのに!
みんなのあったかい拍手。
おかえり~~と飛び交う声。
笑い声。
よかったね。元気になってほんとうによかったね。
JENが最後に言ってくれた言葉。
「不謹慎かもしれないですけど、ここ(札幌)が最後で本当によかった。
・・・しあわせです。」
しみじみと噛みしめるようにJEN。
その言葉が、その表情が心にしみました。
ほんとうに、ずっとずっと自分を責めていたんだろうな。。。
JEN、元気になってくれてありがとう。
***
アリーナツアーは、これにて終了。
メンバーのみんなは、すすきので打ち上げかな?
それとも今夜の飛行機でHOMEに飛んで帰る人も?
ともかく、お疲れ様でした。
またすぐに次の仕事が待ってるけれど、
しばらくの間、ゆっくりと休んで下さいね。
櫻井さん JEN 健ちゃん ナカケー
ほんとうに ほんとうにお疲れさまでした。
by childrenmammy
| 2007-06-27 14:51
| Mr.children