2009年 10月 06日
猫町 |
萩原朔太郎 (著)
挿画 市川曜子
(「MARC」データベースより)
猫ばかり住む幻灯の町とは? 人一倍旅にあこがれる朔太郎が迷いこんだ町の話。
朔太郎短編小説の代表作。
この本を読んでみたいと思ったきっかけは・・・
そう、
村上春樹の「1Q84」の中に、「猫の町」の小説が出てくるのを思い出したから。
(実際に「1Q84」の中に登場するのは、ドイツ人作家によって書かれた小説なのですが)
なんとなく、繋がりのようなものがあるような気がしたのです。
とても とても不思議な物語でした。
不可思議な 夢か現か分からないような・・・
とても美しい言葉があふれんばかりに記されていました。
今では耳にすることのない
あまり文章で読むこともない
美しく儚げな言葉たち。
それもまた夢のような世界観を増大させているようでした。
頭の真上の天窓のガラス越しに
まあるいお月さまを感じながら
明るい月の光に照らされながら
この本を読んだのでした。
by childrenmammy
| 2009-10-06 23:37
| BOOK