2012年 03月 08日
忘れられない人 |
<キャスト&スタッフ>
アダム … クリスチャン・スレーター
キャロライン … マリサ・トメイ
シンディ … ロージー・ペレス
監督・製作 : トニー・ビル
製作 : ヘレン・バートレット
脚本 : トム・シエルチオ
●字幕翻訳 : 戸田奈津子
<ストーリー>
恋愛運に見放されたかのようにフラれ続け、あげくに男たちにレイプされかかったキャロライン。彼女を救ったのは同じダイナーで働く孤児院育ちの寡黙な青年、アダムだった。以前からずっと彼女を見つめてきたアダムの一途な思いに触れ、二人は急速に恋に落ちていく。だが彼は重い心臓病を患っていた……。
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017 忘れられない人
この作品を初めて観たのは、もうずいぶん前。
おそらく、18年前くらいになると思われ。
大好きな作品でした。
私の好きな映画のベスト3に入ると思ったのでした。(当時)
心に残った言葉をノートに記したり、
字幕の翻訳が戸田奈津子さんということで、
戸田さんの翻訳した作品に注目するきっかけになったのだったと記憶しています。
(かなり遠い記憶なので、ちょっと曖昧だけれど)
とても久しぶりに観たのだけれど、
やっぱり とてもとてもよかった。
静かな雨の降る夜に ひとりで観るのにふさわしい。
始まってすぐから、もう涙が込み上げてしまって、
最初に観た時もそうだったことを思い出す。
そしてすぐに引き込まれる二人のそれぞれの人となり。
キャロラインが、とにかくキュート。
そして、アダムの素晴らしさも静かに静かに心に入り込んでくる。
「人と通じ合えない者同士だから、通じ合えるのよ」
という風な台詞があるのだけれど、
私はそういう人たちの物語にこそ とても心惹かれる。
二人をそっとそっと 見守ってあげたい。
やさしく あたたかく 笑顔でいさせてあげたい。
育まれてゆく愛情
近づいてゆく二つの心
しあわせに満ちている二人でいる風景
それらを見ているだけで胸がじ~んと温かくなる。
エンドロールに流れる歌の歌詞。
十何年ぶりに観たけれど、それは私の記憶の中で
どうやら間違って記憶されていたようで、
どこか違う場所で、違う誰かから聴いた言葉だと思っていました。
人生の真実だと思い、
そしてずっと私の心の底にある言葉だったのに。
その言葉がこの映画のエンドロールの歌詞だったこと
思い出せてよかった。
この世の中で 何よりも貴いのは
だれかを愛すること
そして その人に 愛されること
私の子供たちにも そんな恋をしてほしい
そんなことを思う今回の鑑賞でした。
年齢を重ねての鑑賞。。。
by childrenmammy
| 2012-03-08 00:00
| 映画