2016年 10月 03日
Orange -オレンジ- |
出演: 土屋太鳳 山﨑賢人 竜星涼 山崎紘菜 桜田通
監督: 橋本光二郎
高校2年生の春、菜穂に届いた手紙。
それは10年後の自分からのものだった。
原作:高野 苺『orange』(双葉社刊)
音楽:大友良英
033 Orange -オレンジ- ・・・・・・・・・・・・・・
「絵空事」「ありえない」
そんな言葉では片付けられない
素晴らしい作品。
映画でこそ創り上げることのできる
映画でしか物語れない
そんな作品。
若い俳優陣の魅力とパワーに
これからの期待感が、むくむく。
俳優って素晴らしい仕事だなぁと
純粋に感動する。
生きる意味を見出せない
自分には、生きる価値がない
自分のことが嫌い
自分は、どうしようもなくだめな人間だ
消えてしまいたい
深くそう思っている者の心の闇は、
底なし沼のように深い
暗くて深くて抜け出せそうもない
灯りなんて見えない
それを知る時、途方に暮れてしまいそうになる
けれど、語り続けるしかない
あなたが、大好きなのだと
あなたは、あなたでいいのだと
あなたが、必要なのだと
あなたに、どこにも行ってほしくないのだと
あなたに、ここにいてほしいのだと
声をかぎりに語り続けるしかない
深い 深い 井戸の底に
向かって
深い 深い 井戸の底からでも
見上げればいつか
星が見えることを祈って
未来は、決められているのじゃない
たった今、自分が選ぶことの
ひとつひとつが
一瞬先の未来になってゆく
言葉にすると陳腐かもしれないけれど
それは変えられない真実
今日、この作品に出逢ったこと
それは奇跡としか言いようがない
by childrenmammy
| 2016-10-03 23:44
| 映画