2006年 07月 18日
to U ~ Bank Band ~ |
2006.7.19 NOW ON SALE
となる「to U」。
一日前の今日、私の手元にやってきました。
心を落ち着けて、手を洗って、
苦手なぴったりのパッケージを慎重に開封して、
私のてのひらに現れた一枚のCD。
オフホワイトの紙ジャケ。
レリーフのように浮き彫りになった「to U」が、にっこりとほほえむ。
シンプルだけど、そっけないわけじゃない。
オーガニックのスープみたい。
ミスチルのアルバムは、1997.3.5発売の「BOLERO」から
紙ジャケット仕様になった。
プラスティック製品が好きじゃない私は、
単純に嬉しく、好ましかった。
でも、ある日、ラジオ番組を聞いていたときのこと。
大御所中の大御所のアーティストの言葉に、はっとなった。
「紙ジャケは、コストもかかるし、手間もかかるし、大変なんですよ」と。
それでも、石油から作られるプラスティックのケースではなく、
再生紙を利用した紙ジャケット仕様のアルバムを
この世に送り出し続けるMr.childrenの志を
私は受け止めたいと思う。 (これは私個人の勝手な推測です)
なんの表面加工もされていないような
素朴な手触りの「to U」のジャケット。
手で触れると、指の汚れがついてしまいそう・・・
どきどきしながら、つま先立つみたいな気持ちでジャケットを開いて
歌詞を読んで、隅々まで堪能する。
裏返して、目に飛び込んできた文章に、ふっと微笑んでしまいました。
「このジャケットは再生紙を利用しています。
汚れたり、よれたりしても製品に問題はありません。
触ってあげてください。」
ふふふ・・・きっとみんな、私とおんなじ気持ちで開封するのかな。
それを見越してこんなメッセージを添えてくれたのかな。
「触ってあげてください。」
なんだか心が温かくなりました。
to U
あたたかく やさしく のびやかに
空に向けて広がってゆくような歌声。
やさしい。
なんてやさしい歌なんだろう。。。
どんなひとの悲しみも 冷たく凍える心も
包み込んで溶かしてくれるに違いない
「北風と太陽」の太陽みたいに
ぽかぽかと あたたかな やわらかな歌。
櫻井さんの詞に小林武史さんが曲をつけた
初めての二人の共作。
生まれ来る子供たちのために
小田和正さんの あまりにも有名な作品。
大好きな 大好きな 歌。
それが櫻井さんの声、SOULによって、
またちがうものに。。。
静かに ただ 静かに耳を傾ける。。。
to U (Piano Version)
ただのインストゥルメンタルじゃない
心に響く ピアノの音色 ストリングスの響き
ほんとに ほんとに 聞き惚れてしまう
なんてやさしい曲なんだろう。。。
7分40秒。。。何もかも忘れて 心を解き放つ
by childrenmammy
| 2006-07-18 17:00
| Mr.children