2007年 07月 07日
笹の葉さらさら。。。 |
今日は七夕でした。
私の故郷では、8月7日が七夕として
ずっと過ごしていたので
ちょっと ぴんと来ないのですけれど。
八月になると、
父が二階の屋根に届くくらいの 大きな竹笹を切ってきてくれます。
それに姉妹4人で わいわいとにぎやかに
短冊を書いて、飾りを作って、
それはそれは 華やかに飾りつけるのです。
願いごと 何を書こうかな
この飾りはどこにする?
楽しくてたまらなかった 八月の始め。
夏休みまっさかり。
台所では、母が柴もちをふかしている。
そのやさしい匂い。
柴もちというのは、私の故郷独特のもの。(だと思います)
作り方は・・・
まず、山に自生している柴の葉を摘んできます。
米の粉を練った生地にあんこを包んだものを
そのつやつやの葉でくるんで せいろで蒸すのです。
かしわ餅に似たその和菓子。
曾祖母から祖母へ、そして母へ。。。
ずっと受け継がれてきた手作りの甘味。
贅沢なお菓子なんて めったに食べられなかった子供時代。
母が作ってくれる柴もちは、特別にうれしいものでした。
七夕の日までの数日間。
庭には大きな笹飾りが風にそよぎ、華やかです。
近所じゅうの笹飾りを子供たちがはしゃぎながら見て周り、自慢し合う。
毎朝のラジオ体操は、その笹飾りの下で。
ほら、のりこ、ちゃんとせんと
おわった~ はよハンコ押して
あぁ おなかへったよぅ
涼しい朝の空気と これから始まるまっさらな一日。
今日は なにしよう。。。の、わくわく。
七夕の夜には、庭で花火大会。
そうして、翌朝には笹飾りとさよなら。。。
川を流れてゆく笹飾りを見送りながら
ちょっぴり淋しい気持ちになったものでした。
子供心に、どうして川に流すのかなぁ?と思っていましたが、
きっと厄除けとか、子供が元気に育ちますようにとか、
そんな意味合いが込められていたのでは。。。と思います。
***
さて、あれから ン十年。
現在に生きる私は、今日は娘とお出かけ。
友達と花火大会に行きたいの。 いい?
それでねぇ 浴衣を買ってほしいの。 だめ?
ちゃっかりチェック済みの浴衣の写真を携帯を取り出して見せる娘。
なんて要領のいい二番目なんでしょう。 やれやれ
花火大会の季節なのですね。。。
「LR memories」
とっても とっても 面白かったです。
こんなに彼らの素顔が見えるインタビュー
初めて読んだかもしれないなぁ。。。
by childrenmammy
| 2007-07-07 23:12
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