2008年 07月 22日
麻の花との出逢い |
今から6年前のこと。
図書館で「リネンが好き」という本に出逢いました。
インテリアとしてのリネンから日々の生活の中でのリネンのこと
リネンのケアのこと、リネンの歴史などなど
いろんな切り口でのリネンに触れることのできる
素敵な本でした。
リネンが好きで、リネンのことをとても知りたいと思っていた頃だったので
隅々までじっくりと楽しんで読みました。
その本の著者 前田まゆみさんが、
ある日のテレビ番組で、フランスのリネンの畑を訪れているのを見ました。
その広大なフラックス畑の風景もさることながら、
風に揺れる小さなささやかな麻の花の可愛らしさ。
ひとめ見ただけなのに、忘れられない風景になりました。
いつか。。。 いつか訪れてみたいなぁ。。。
時がたち、2008年 6月。
北海道新聞の小さな記事で、北海道に亜麻の畑があり、
7月に「亜麻まつり」が開催されることを知りました。
すぐにネットで調べてみると、さまざまなことを知ることができました。
北海道がかつて、亜麻事業が飛躍的に拡大した時代があり、
ハッカ・ラベンダーと並んで北海道の三大特用作物だったこと。
そして戦後の科学技術の発展により、化学繊維が安く作られるようになり、
亜麻が次第に姿を消していったこと。(昭和43年が最後との記録があるそう)
そして、現在、当別町で亜麻の栽培を復活するプロジェクトが始まっていること。
などなど。
北海道に、それも私の住んでいる土地のわりに近くで
あの麻の畑の風景に出逢える!!
それはとてもうれしいニュースでした。
ぜひ、ぜひ訪れてみたい。
あいにく、亜麻まつりの日には足を運ぶことができませんでしたが、
花の時期が終わるぎりぎりに、訪れることができました。
地図を確かめていたにも関わらず、畑の場所がなかなか分からなくて、
人に道を尋ね、やっと辿り着いた場所。
亜麻の花は午前中で花びらが散ってしまうそう。
私達が訪れたのは、午後2時。
そして、花の時期が終わりに近いこともあるのでしょう、
満開のいちめんの花。。。というのは望めませんでしたが、
私を感激させるには、じゅうぶんすぎる風景でした。
静かな 静かな 田園風景
小鳥のさえずりより他には、なにも聞こえない。
涼しい風に そっと揺れる水色の花。花。花。。。
まわりは、見渡す限り、田んぼ、麦畑、じゃがいも畑などの
のどかな田園風景でした。
帰宅してからネットでもう一度調べてみると、
他にも8カ所ほど亜麻畑があることがわかりました。
来年もまた、花の時期に尋ねてみたいと思っています。
by childrenmammy
| 2008-07-22 14:23
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